全国駅伝を走り、箱根駅伝を走り、実業団に入ってマラソンをやりたかったです。そんな目標のなか順調に行ってましたが、大学3年の夏合宿から戻ってきたとき、急に体がおかしくなって、休んでも休んでも疲れがとれず、食欲もなくなり日に日に体も重くなり、全身に黄だんが出てきました。
 病院で言われた病名はC型肝炎、その時医者からはもう激しい運動はできないと言われました。病名がわかった2ヶ月後、帝京大学は箱根駅伝に初出場しました。
 どうして、自分だけが、どうして自分だけがこんな病気にならなければいけないのか、どうしてこんな大事な時にと思いました。

 インターフェロンの抗ガン剤はα(アルファ)とβ(ベータ)がありましたが、自分はβ(ベータ)だったので髪の毛は抜けませんでしたが、毎回ある高熱と極度の寒気の繰り返しでおかしくなりそうでした。

 治療を続けるなか、先生から完治すると言われました。
 普通に生きていき、楽しみながらスポーツをしていこうとも考えました。

 入院している時に自分の病気よりももっと重い病気で苦しんでいる人がたくさんいる状況や同じ部屋の人が亡くなっていくのを見て、自分に何かできることはないか、何か力になりたいと強く思いました。走ることもやめたくなかったし小さい頃にやっていた水泳を合わせたトライアスロンでもう一度この体で限界に挑戦してみようと思いました。そして、病気で闘う人達に少しでも夢や希望や勇気を与えることができたらと思います。